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Writer's pictureYadokari

牛肉が出来るまで


2年前、夫が🐂うし🐂を飼いたいと言い出した

知り合いが飼っていた牛がどんだけ美味しいか聞かされたからだ


迷いもなく反対した

スパーマーケットに行けば、好きな部分のお肉を好きなだけを買えるし

うちで飼ったらペットみたいに懐いてしまってお肉として食べれな~い嫌だ~😭”

と言った


そんな意見は無視され、どうしてもと言う夫の言葉に負けて1頭のオス牛が我が家へ引っ越して来た


その牛にはすでにムーファーサと名前が付いていたが、名前で呼ぶと益々愛着💘が沸いて食べれないと思った私は決して名前で呼ばなかった

でも動物だから飼ってしまうとどうして愛情が出てしまう

うちのマヤもその牛と遊ぶのが日課になってまるで友達のようだった


牛なんて今まで牧場を通り過ぎる時に見かける程度で関心もなく、マジマジと近くで見た事も無かった

でも顔をじっくり見てみるとまつ毛が羨ましい程長く、まん丸とキラキラ✨光る目はとても愛らしいものだ💖

前の記事にも書いたがうちに来た雄牛はもう睾丸除去した後でタマタマ⚾⚾が無かった

お肉の質を良くする目的と性格を大人しくする為だそうだが、その雄牛はそんなにおとなくしくもなかった


娘が父親に言われ牛に餌をあげに行った時私はその様子を家の窓から見ていた😲

娘がバケツを手に柵の中に入ったとたんに牛が娘を追っかけ始めたのだ!🐂💨💨

幸いマラソンをしている娘は逃げ足が速く、バケツを地面に投げ捨てるなり柵をよじ登って危機一髪逃げた😬💦


家の中に戻ってきた娘は相当怖い思いをしたのか涙目で”もうムーファーサって呼ばない!牛って呼ぶ!”とご立腹の様子だった😒

可愛がっていたのに裏切られた気分になったんだろう


きっと牛は襲うつもりは無かったが、早く餌を食べたいのにもたもたしてる娘にイラついたのだろう 笑😄

普段はノロい牛だがいざとなると牛も結構な早足で、しかもあの大きさだから追っかけられたら怖いのも仕方ない

2年近くうちで飼われた牛もあの日を迎えてしまった

そう、お肉になる日😭😭 その日牛はその事を知っているかのように悲しい顔を見せた

朝早く夫と二人で屠殺場へ牛を連れて行った


帰ってからはしばらく罪悪感が私を襲った~~私達が食べるために殺された牛~~

でも、スーパーで買って来て食べてた牛も同じように何処かで飼われてた牛だったはず

そしてハッと気づいた😲全ての牛肉は同じように生きてた牛だっただよねぇ~

そして2週間後、うちの牛がお肉になって帰ってきた


尻尾、舌、心臓、肝臓などスーパーでは私が絶対に絶対に買わない部分もパッケージになっていた

もちろんの事1頭の牛を屠殺するのだからそういう部分もあるのは当たり前


毛皮はカーペット用に足の骨はマヤのおやつに

スーパーでお肉を買う時は手軽に何も考えずに好きな部分を買って食べていたが、命を頂戴するのだから隅から隅まで無駄の無い食べ方をすべきだと今更ながら気づいた

動物を命を奪う過酷な仕事をする屠殺場で働く人たちにも感謝だ

多くの人達はそんな嫌な部分を見ない知らないふりをしてお肉を食べているはずだ


最初は食肉用の牛を飼う事に反対したが、今ではそうして良かったと思う

そのお肉が自分の口に入るまでの過程をほんの一部でも理解し感謝できるようになったからだ

 

これからは感謝を忘れずお肉を食べる事にしよう!

今から色んな部位の調理方法を勉強して美味しい料理を作るぞー

無駄なく(命を)いただきます。牛さんありがとう!


幸いな事に牛のタマタマはうちに来る前にきっと誰かか美味しく食べてくれた事でしょう😆


今日の風景

#牛#牛肉#命#いただきます#感謝










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